訪問先 / 株式会社桔梗屋
代 表 / 社長 近藤 進

本年度最後の経営者訪問は、岐阜市長良にある株式会社桔梗屋 社長の近藤進様にお話をお伺いしてきました。

 

 
 
 
 
 
 

 
 近藤社長のお父様である近藤庄市氏が昭和10年に現在の地で製麺業を開業した創業76年目を迎える老舗である。現在は米穀や麺類の製造・販売を広く手掛け取引先は鹿児島から青森まで全国に納めている。  

 昭和60年頃から海外出店の協力を多く手掛けた。平成元年、ロサンゼルス郊外のオレンジ郡で「日本の味」そのままで出店したいとの依頼の時には、約3ヶ月間泊まり込み、日系アメリカ人や現地の従業員に日本のラーメンの味を伝えたそうだ。こうして無事オープンした店が「めん処 えびす」である。その後、麺やスープの美味しさが評判になり、店内の110ある席も満席になるなど、行列が出来る店となった。現地のテレビやラジオに取材されたり、在留邦人向け用の雑誌に「岐阜の老舗の麺店から毎年ダシの味の指導に来るほど、こだわりをもって提供している」と取り上げられるほどになった。この様に近藤社長が外国に材料を送り出店した実績は、韓国、香港、シンガポールにのぼり、現地での評判はとてもよかったそうだ。

 現在、麺を納めているお店の数は約600店あり、近藤社長は「お店の店主は職人である、麺にもスープにもこだわりを持っている。我々も職人集団であり、お客様の立場に立って使いやすい麺をつくらなくてはいけない」と語る。

 また、食材関係は安全が第一である。社是である「安全で安心でおいしくて楽しい食文化を提供する」とあるようになるべく添加物を使用せず、素材の味を活かした安全な食べ物の研究を続けている。

 生活協同組合コープ岐阜の生産者でつくる生産者の会の会長を6年務め、消費者の方々の意見を聞き、麺つくりに反映していった。近藤社長は「この6年間で消費者の方々の意見を聞いたのがとても参考になった。今後も店主、消費者の方々の声を大切にして社業を進めたい」と語る。

 今までは業務用が多いので、今後は広く一般の方々に使って頂けるように考えていきたい。また、市場も減ってくるので、生き残るためには本当においしい物をつくる事を追求していきたい。

アメリカにオープンした「めん処 えびす」
 
アメリカで紹介された雑誌記事

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

   編集後記

 今回、最後にお伺いした桔梗屋の近藤社長はとてもやさしい笑顔で分かりやすくインタビューに答えて頂きました。岐阜近郊のラーメン屋さんやうどん屋さんの麺は多くが桔梗屋さん麺だそうです。これからお店に行った時は麺の違いを自分で感じながら食べたいと思います。近藤社長ありがとうございました。

広報委員長 藤岡 功