日 時:平成22年9月1日(水) 15時30分より
会 場:岐阜都ホテル

平成22年度 第2回 理事会

 平成22年9月1日午後3時から岐阜都ホテルにおいて第2回理事会が開催されました。本理事会は堀江新会長が就任されて初めての会議となり、理事59名中、46名が出席し、上程された三議案が審議され、すべて原案のとおり承認されました。      

理事会への上程議案
 1.「第1号議案」  公益法人改革に伴う一般法人への移行申請について
 2.「第2号議案」  支部名称変更について
 3.「第3号議案」  会費引落月の変更について

 

「第1号議案」 
公益法人改革に伴う一般法人への移行申請について

 本年5月24日の第31回総会に於いて本議案の「移行申請」の手続きを本年10月頃に実施したいと決議したことを1年延期する旨の審議です。その諸般の事情を事務局が説明をし、一般法人の選択は変ることなく、申請を1年延期することで承認されました。

「第2号議案」 
支部名称変更について      

 本巣北支部から支部の総意として「本巣北方支部」への名称変更の申し出を受けて、理事会は、定款22条に運営に関しての必要事項は理事会の決議を要するとありますので、支部の皆さま方が行事の運営、実践し易い方向を選択することで、名称を「本巣北方支部」と新名称への変更を承認しました。  

「第3号議案」 
会費引落月の変更について   

 本議案の上程理由は、毎年、4月5月に支部及び部会に於いてバス研修などの運営費不足が生じておりますので、それを補う一環として、4月に引落月を変更する承認を可決しました。
 尚、現在会費の納入の方法につきましては、共益委員会の退会防止施策が功を奏して、「自動振替5,000件強」・「窓口納付300件強」と自動振替率が95%と驚異的な浸透結果が出ておりますことを合わせてご報告します。

 

<会長挨拶>

 岐阜北法人会・会長の堀江でございます。正副支部長会を開催するにあたり、一言挨拶を申し上げます。

 本日は役員の皆様方には、何かとお忙しい中をご参集頂き心から厚くお礼申し上げます。又、ご来賓として、岐阜北税務署から公務ご多用のところ署長の仲井一正様、筆頭副署長の吉田浩章様、そして法人課税第一部門統括官の竹谷英明様のご臨席を賜り厚く御礼申し上げます。

 尚、仲井様、吉田様、それに竹谷様の皆様方は、7月の定期人事異動におきまして、岐阜北税務署に留任をされることとなりました。署長様が留任されることは、昭和53年、54年の市川署長以来の31年振りのことでございます。又、私どもをご指導いただく、お三人の方が揃って留任されましたことは私共が知る範囲では初めてのことと思います。大変に記念すべき人事異動となりました。

 お三人の方には、今年1年間、私ども法人会に格別のご指導、ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。署長様には、これから、ご講話を賜りますので、その時に二年目の抱負等をお聞かせ頂きたいと思います。尚、筆頭副署長様と統括官様には、後ほどの、懇談会の席上でご挨拶を頂きます。よろしくお願い申し上げます。

 さて、役員の皆様方には、毎毎お願いごとばかりで誠に恐縮でございますが、本年も共益委員会では井納委員長のもと会員増強活動「プラスワン運動Ⅲ」を計画し、その推進強化月間が9月1日から11月30日までと運動目標を定めて進めてきております。そこで、役員の皆様に、その運動の主旨および推進策をご理解頂くために7月、8月に亘って、ブロック会議を重ねて、そのご理解とご尽力を賜りますようお願い申し上げて参りました。

 尚、岐阜北法人会・共益委員会の皆様の会員獲得パワーは昨年の全国大会で、実証済みであります。それは、全国大会の席上で、岐阜県法人会連合会が会員増強第一位の栄誉に輝いた事です。この、賞に輝く原動力となりましたのが私たち岐阜北法人会でした。その力を本年も発揮して頂きたいと思います。

 又、全法連の大橋会長が今年度、単位会に寄せる言葉として、法人会は41都道県連と442単位会から成り立っていますが、全単位会の共通課題として、現在の会員減少問題に強い危機感を持っております。そこで、法人会のさらなる活性化は、自らの向上と社会への貢献に参加できる喜びを共に分かち合える仲間をいかに増やせるかにかかっています。このように大橋全法連会長が今年度の会員増強の方針を明確に訴えておられます。

 何卒、諸般のご事情をお含みおき、ご尽力を賜りますことに、衷心よりお願い申し上げて、私の正副支部長会に寄せる挨拶といたします。

 

<署長講演会>

演 題 : 税務講話 税にまつわるイロハ
講 師 : 岐阜北税務署 署長  仲井 一正 氏
      

 平成22年9月1日 都ホテルにおいて、理事会・正副支部長会が行われました。その中で 着任2年目の岐阜北税務署長仲井一正氏による税務講話「税のイロハ」が行われ正副支部長役員の皆様に聴講頂きました。

 まず、税金による歴史上の事件から話が始まりました。イギリスのマグナカルタ 、アメリカのイギリスからの独立、アル・カポネの脱税での逮捕 、カルフォルニア州での納税者反乱事件が4大事件であります。特に興味を引いたのはアル・カポネにまつわる脱税の話でした。

 脱税は日本でも昔から行われており、代表的には京都の間口の狭い土地、山間部の開墾、職業としての尼です。しかし、本当の大きな脱税は第二次大戦後のGHQによる税の申告制度が始まってからです。

 現在、脱税の主な理由は、単に税金は払いたくない、個人的欲望、止むにやまれず、少しは払っているからです。そして、脱税したお金は様々な場所に隠されますが、マルサもよく心得ていて必ず発見されます。税務署は税金を取るのではなく、租税と公共サービスの仲介として正しく申告し、納税するための執行機関です。

 今後の日本は「低福祉で低負担」又は「高福祉で高負担」かです。税がどのように徴収され使われているか、納得して納税していただきたいと締めくくられました。

 その後、筆頭副署長の吉田浩章氏と法人課税第一部門統括官の竹谷英明氏に2年目の抱負を語って頂きました。