梅林公園では、ロウバイの黄色の花が満開で、甘い香りが春の訪れを告げており、休みの日には大勢の人が楽しんでいる。

 日本には、季節の移り変わりを表わす言葉があるので風情が感じられる。

 カレンダーを眺めると、2月とあるのは太陽暦の名称であって、太陰暦では如月(きさらぎ)、二十四節気では立春(春が発つ)と雨水(雪が雨に変わる)があり、陰暦では梅見月と呼ばれる。ちなみに3月は、太陰暦では弥生(やよい)、二十四節気では啓蟄(生き物が地上に顔を出す)・春分(昼と夜とが同じ)、陰暦では花見月となっている。

 文字から四季折々の様々な情景が目に浮かんでくる日本の文化は、 感性豊かな心深くに育んでおり、これからも伝承していきたいと思う。 

広報委員長 奥村 保雅