岐阜北法人会青年部会 福岡視察研修
日 時 : 平成23年6月10日(金)・11日(土)
行 先 : 新日本製鐵株式会社(八幡製鐵所)、TOTO株式会社(歴史資料館)

新日本製鐵株式会社八幡製鐵所にて 製鉄の仕組みなどの説明を受けました。
   
 
八幡製鐵所の場内の見学はバスで移動して行いました。  

 

 本年度の課外研修は、韓国研修を予定していましたが東日本大震災により多くの方が被災されましたので、急遽福岡研修に変更しました。

 まずは、「新日本製鐵株式会社八幡製鐵所」様を訪問しました。何度か担当の方と電話で打ち合わせをさせて頂いた際に「見学には車が必要なので用意して下さい。」と念押しされてはいましたが、現地に行ってびっくりです。東京ドーム210個が入るという敷地面積の構内には、ガソリンスタンドやコンビニまで完備。協力会社まで含めると2万人の方が24時間交代で勤務されています。

 その中で「製銑工程」と「条鋼圧延工程」を見学しました。高炉から真っ赤に煮えたぎった銑鉄が列車で運ばれる様子や鉄の塊が細長い板状に延ばされていく工程など普段見る事ができない風景を会員一同食い入るように見入っていました。

 また、担当者の方から、昔は日本の高い技術力を中国に提供をしていましたが、皮肉にも経済発展もあり生産高が追い抜かれた話しなどもお聞きしました。

   
実際の便器を見ながら歴史や 最新の機能などを学びました。

 次に「TOTO歴史資料館」様を訪問し、私たちが普段の生活で必ずお世話になる便器の歴史を感じてきました。大正期から現在に至るまでの便器の形、大きさ、設置する場所によって形状などの工夫、また旧総理大臣官邸や国会議事堂で実際に使用されていた製品も展示してありました。

 そして現在はECOの時代です。トイレを使用時の水量も1/3に抑えて節水に工夫され、地球環境だけでなく、私たちにとってもありがたい事です。

 今回の研修で一番印象に残っている事があります。関取用の便器があり、座ってみてびっくり!私は少々?体格がいい?のですが、私でもすっぽりなんです。本当に関取は大きいんですね(笑)

 最後に、各産業において日本を代表する企業を訪問して感じる事は、北九州工業地帯を形成した源であり造船業や自動車産業が集約している。また大企業になっても本社を発祥の地である地元に残す事により多くの雇用を生み出すなど素晴らしい取り組みをしてみえます。私も企業人として利益を確保しながら雇用を創出していきたいと決意して帰路につきました。今回、参加いただいた会員の皆様、九州でお世話になった方々にお礼申し上げます。

青年部会 研修委員長 石川 孝信